こんにちは!高校教師のあかべらです!
教員の働き方を大きく左右する部活動。
本当はやりたくないけど断りにくくて顧問を続けていませんか?
本記事では、顧問としてどのように活動に向き合うか私の戦略をまとめました。
令和5年度から休日の部活動指導は段階的に地域活動に移行するという方針が出されています。
この方針の実現を期待していますが、実現したとしても、まだ令和5年度になるまで時間があります。
部活動との向き合い方、関わり方に悩んでいる先生方の参考になれば幸いです。
主顧問の場合
私は現在、主顧問として部活動に関わっています。
部活動に時間を取られていることは事実ですが、経験のある競技なので、精神的負担は軽いです。
練習の日程も自分で決められるので、ある程度融通は利きます。
平日
平日は無理して部活を見に行かないようにしています。
次の日の授業準備が終わっていないのに部活に行くことはしません。
活動終わりに少し顔を出す程度です。
そうしないと、残業時間が増えて疲労が溜まってしまいます。
教員に残業代は支払われず、基本給の4%の教職調整額が支払われるだけです。
ですから、残業をしない方が良いのです。
そもそも部活動は生徒の自主的・自発的な活動です。
教員がいなくても自分たちで練習できるよう考えさせることも大事です。
休日
平日あまり部活に行けない分、休日の活動があるときは、積極的に活動に参加します。
休日は部活動手当が出ます。
趣味の運動をしてお金がもらえるので、意外と嬉しいです。
東京都 | 大阪府 | |
---|---|---|
大会引率 | ¥5,200(8時間以上) | ¥5,100(7時間45分以上) |
練習等 | ¥3,000(3時間以上) | ¥3,600(4時間以上) ¥1,800(2〜4時間) |
公立学校の教員はなかなか副業をするのが難しいので、部活動手当を副業のように捉えることもありだと思います。
(最低賃金以下ですが😅)
ただし、経験したことのある競技で無理のない範囲というのが絶対条件になります。
プライベートの時間も大事にしたいので、無理なときは活動を休みにするか、別の先生に頼んでいます。
何より健康が一番です。
さて、月2回休日の部活動を行うと手取りで月6,000円ほどになります。
1年間で72,000円ですから、それなりの額になります。
自分へのご褒美に使うもよし、投資に回すもよし。
私はセミリタイアを目指しているので、投資に回します。
6,000円を毎月投資に回すと、10年で約93万円になります(年率5%計算)。
副顧問の場合
副顧問の場合、部活動の負担は主顧問と比べて小さくなります。
私が経験のない競技の部活動で副顧問だったときは、自分から関わることはしませんでした。
「何かすることがあればお声かけください」とだけ伝えておきました。
結果的に、ホームページの更新、会計、年数回の休日部活動などを行いました。
今後の戦略
現在の状態が続くのであれば、顧問を続けても良いと考えています。
令和4年度までは逃げ切れそうです。
令和5年度以降、休日部活動の希望制になったときも、現在の負担感なら副業として続けるのも良いと考えています。
休日部活動の希望制が実施しなかった場合、恐れているのは2つです。
- 大会役員を依頼される。
- 未経験競技の主顧問を依頼される。
大会役員
部活動の大会の運営は、顧問の先生が行っています。
大会を運営してくださる先生方には頭が上がりません。
ただでさえ忙しい中、大会の準備に時間を取られてしまいます。
プライベートを犠牲にしているはずです。
しかし、私が大会役員を頼まれてもお断りするつもりです。
プライベートの時間を失いたくはないのです。
未経験競技の主顧問
異動などにより他の競技の顧問をお願いされる場合があります。
未経験の競技の場合、負担は大きいです。
技術指導はもちろんできませんし、審判なんて絶対やりたくありません。
そこに時間もお金もかけたくないのです。
そもそも勤務時間外の部活動指導を命令することはできません。
はっきり断るのは気が引けますが、開き直って断ります。
人間関係は多少悪化するかもしれませんが、自分の健康、プライベートの時間の方が大切です。
まとめ
私は経験のある種目での主顧問なので、まだ恵まれた環境にいると思います。
平日は授業準備やその他業務を優先して、部活動にはあまり参加していません。
一方で、休日は部活動に参加して、私自身の運動の機会を得ています。
現在の状態が続けばまだ良いのですが、別競技の主顧問の依頼を受けたときはお断りするつもりでいます。
顧問希望制になる日を心待ちにしています。
それでは、また👋
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